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軍隊 (Army) とはCivilization IIIで導入された概念。Civilization IVではこの概念はなくなり、代わりに戦闘スキルという概念で代用している。Civ3では、軍隊というユニットを使うと、複数の軍事ユニットを、最大3つまで (ペンタゴンがあれば4つまで) まとめて、あたかもひとつのユニットのように見立てることができる。そのユニットのHPは全軍事ユニットの合計HPである。これをうまくつかうと、強力な敵も簡単に倒すことができ、都市の占拠も容易になる。軍隊を作るには、まず古参兵ユニットが数回戦闘に勝利する必要がある。戦闘勝利すると大将軍が生まれる可能性が現れる。大将軍が生まれると、その将軍を軍隊に変えることができる。軍隊に変えてから、必要なテクノロジーの研究が進むと、士官学校を建設できるようになる。ある都市で士官学校を建設し終わると、その都市で軍隊ユニットを生産できるようになる。ペンタゴンを建設すると、4つの軍事ユニットで軍隊を編成できるようになる。

一度編成した軍隊を再編成することはできない。軍隊で編成されたユニットをアップグレードすることもできない。移動力が遅いユニットが軍隊にいると、軍隊はそのユニットの移動力に合わせられてしまう。また編成済みの軍隊を最大積載量が3未満の船に載せることはできない。ペンタゴンによってさらに数を増やした場合は最大積載量4未満の船に載せることができない。


この軍隊と類似した概念は、このCiv3 が登場する前に発売された、シド・マイヤーとは別の会社が作った Call to Power シリーズのゲームにも登場している。こちらでは一度に6体まで (CTP2では12体) まで軍の編成ができる。しかも自由に再編成も可能である。しかし欠点としては同じタイルに配置できるユニット数も6体までと決っていることである。またCPUがあまり賢くないので、序盤から弓兵や騎士などを含めて最大数の軍隊で編成するとあっという間にCPU文明を打ち倒すというゲームバランスの悪さを抱えていた。 Civilization IIIでは、再編成やアップグレードができないという点を除き、そのような欠点はとくに存在しない。